— 大阪ライブシアター、この一年の記録 —
本日は大晦日。
一年の終わりに、少しだけ立ち止まって、
大阪ライブシアターのこの一年を振り返らせてください。
今年を一言で表すなら──
舞台を通して、子どもたちが本当に大きく成長した一年でした。
それは、技術が上達した、というだけの話ではありません。
「人前に立つこと」「誰かに想いを届けること」
その一つひとつを、身体と心で覚えていった一年でした。
1月|吹田市芸術芸能フェスティバル(メイシアター 中ホール)
初めての大きな舞台。
子どもたちはもちろん、僕自身もドキドキしていました。
振り付けを覚えるだけで精一杯。
舞台袖では、緊張で表情が固まり、
「ちゃんとできるかな…」
そんな不安が、空気の中に漂っていました。
3月|山田芸能祭(山田ふれあい文化センター)
地元での舞台。
友達や知っている顔がたくさん客席にいて、
なんだか落ち着かない様子の子どもたち。
でもその“ソワソワ”は、
「見てほしい」「届けたい」という気持ちの裏返しでした。
5月|吹田市産業フェア(メイシアター 大ホール)
初めて立つ、大ホールの舞台。
広すぎる空間に、最初は戸惑い、
思うように中央まで気持ちが届かない。
けれど、この頃から──
子どもたちの立ち姿が、少しずつ変わり始めました。
9月|克明・地域文化活動の集い(伝統芸能館)
知らない大人の方とも、
自然に言葉を交わせる余裕が生まれていました。
舞台の上だけでなく、
人と関わる姿そのものが、たくましくなってきたのを感じました。
11月|世界の楽器と音楽をつなぐ交流会(すてっぷホール)
本番中、音響トラブルが起こりました。
一瞬、空気が止まりました。
それでも子どもたちは、慌てず、崩れず、
その場を受け止め、最後まで踊り切りました。
「舞台は、生きものだ」
そのことを、身体で理解した瞬間でした。
12月|山一地区公民館クリスマス会
初めての生ピアノとのコラボレーション。
もうこの頃には、
会場の空気を感じ、
どう空気をつくり、どう高めるかを知っていました。
一年を通して
この一年で子どもたちは、
「タップが上手くなった」以上のことを学びました。
それは、
空間と時間を、人と共有すること。
そして、
全力を出し切って、相手に届けること。
疲れるほど、力を抜かず、
でも独りよがりにならず、
相手に届くところまで、きちんと表現する。
特にキャリアの長くなった子どもたちは、
その価値を、しっかりと自分の中に持ってくれたと思います。
レッスンで大切にしていること
レッスンでは、ただ踊る前に
「描く」時間を大切にしています。
-
自分がなりたい姿
-
会場にどんな雰囲気を生みたいか
-
自分が、どんな価値を届けたいか
それをホワイトボードに描き、言葉にする。
そして、
「上手に踊る」のではなく、
「伝える」「空間を共有する」
そんな本能のようなものが、子どもたちの中に芽生えてきたように感じています。
僕が、いちばん伝えたかったこと
これから先、
子どもたちは、人生のいろんな舞台に立つことになります。
その時に──
-
自分がなりたい姿には、自分次第で近づけること
-
一人じゃないこと
-
人とつながることで、もっと大きな幸せに出会えること
そのすべてを、
この一年、子どもたちは体現してくれました。
そして、僕自身のこと
実は、今年やり切れていないことが一つあります。
6月には撮影も行い、
「この想いを、本という形にしよう」と準備していました。
それでもこの一年で、
何十年も続けてきたタップ、ダンス、
そして人が表現する本当の価値を、
改めて見つけた気がしています。
それを教えてくれたのは、
間違いなく、子どもたちと過ごした時間でした。
最後に
来年は、
きっと皆さんが驚くような展開が待っています。
その詳細は、また改めて。
何よりも──
この一年、子どもたちの親御さん、
そして応援してくださった皆さんに支えられ、
一番成長させてもらったのは、僕自身でした。
心から、ありがとうございました。
来年の
**想像もできない“次の舞台”**を、
どうぞ楽しみにしていてください。
