2025年の大阪ライブシアターを振り返ってみます

大阪ライブシアター

— 大阪ライブシアター、この一年の記録 —

本日は大晦日。

一年の終わりに、少しだけ立ち止まって、

大阪ライブシアターのこの一年を振り返らせてください。

今年を一言で表すなら──

舞台を通して、子どもたちが本当に大きく成長した一年でした。

それは、技術が上達した、というだけの話ではありません。

「人前に立つこと」「誰かに想いを届けること」

その一つひとつを、身体と心で覚えていった一年でした。


1月|吹田市芸術芸能フェスティバル(メイシアター 中ホール)

初めての大きな舞台。

子どもたちはもちろん、僕自身もドキドキしていました。

振り付けを覚えるだけで精一杯。

舞台袖では、緊張で表情が固まり、

「ちゃんとできるかな…」

そんな不安が、空気の中に漂っていました。


3月|山田芸能祭(山田ふれあい文化センター)

地元での舞台。

友達や知っている顔がたくさん客席にいて、

なんだか落ち着かない様子の子どもたち。

でもその“ソワソワ”は、

「見てほしい」「届けたい」という気持ちの裏返しでした。


5月|吹田市産業フェア(メイシアター 大ホール)

初めて立つ、大ホールの舞台。

広すぎる空間に、最初は戸惑い、

思うように中央まで気持ちが届かない。

けれど、この頃から──

子どもたちの立ち姿が、少しずつ変わり始めました。


9月|克明・地域文化活動の集い(伝統芸能館)

知らない大人の方とも、

自然に言葉を交わせる余裕が生まれていました。

舞台の上だけでなく、

人と関わる姿そのものが、たくましくなってきたのを感じました。


11月|世界の楽器と音楽をつなぐ交流会(すてっぷホール)

本番中、音響トラブルが起こりました。

一瞬、空気が止まりました。

それでも子どもたちは、慌てず、崩れず、

その場を受け止め、最後まで踊り切りました。

「舞台は、生きものだ」

そのことを、身体で理解した瞬間でした。


12月|山一地区公民館クリスマス会

初めての生ピアノとのコラボレーション。

もうこの頃には、

会場の空気を感じ、

どう空気をつくり、どう高めるかを知っていました。


一年を通して

この一年で子どもたちは、

「タップが上手くなった」以上のことを学びました。

それは、

空間と時間を、人と共有すること。

そして、

全力を出し切って、相手に届けること。

疲れるほど、力を抜かず、

でも独りよがりにならず、

相手に届くところまで、きちんと表現する。

特にキャリアの長くなった子どもたちは、

その価値を、しっかりと自分の中に持ってくれたと思います。


レッスンで大切にしていること

レッスンでは、ただ踊る前に

「描く」時間を大切にしています。

  • 自分がなりたい姿

  • 会場にどんな雰囲気を生みたいか

  • 自分が、どんな価値を届けたいか

それをホワイトボードに描き、言葉にする。

そして、

「上手に踊る」のではなく、

「伝える」「空間を共有する」

そんな本能のようなものが、子どもたちの中に芽生えてきたように感じています。


僕が、いちばん伝えたかったこと

これから先、

子どもたちは、人生のいろんな舞台に立つことになります。

その時に──

  • 自分がなりたい姿には、自分次第で近づけること

  • 一人じゃないこと

  • 人とつながることで、もっと大きな幸せに出会えること

そのすべてを、

この一年、子どもたちは体現してくれました。


そして、僕自身のこと

実は、今年やり切れていないことが一つあります。

6月には撮影も行い、

「この想いを、本という形にしよう」と準備していました。

それでもこの一年で、

何十年も続けてきたタップ、ダンス、

そして人が表現する本当の価値を、

改めて見つけた気がしています。

それを教えてくれたのは、

間違いなく、子どもたちと過ごした時間でした。


最後に

来年は、

きっと皆さんが驚くような展開が待っています。

その詳細は、また改めて。

何よりも──

この一年、子どもたちの親御さん、

そして応援してくださった皆さんに支えられ、

一番成長させてもらったのは、僕自身でした。

心から、ありがとうございました。

来年の

**想像もできない“次の舞台”**を、

どうぞ楽しみにしていてください。

 

 

2025決算